2008年 02月 28日
実践引き釣り4 |
先日、鮎釣り2007(題名は定かではない)なる雑誌を読んでいて、はたと気づいたことがあります。それは、ある鮎釣りトーナメンターの仕掛けの図解についてでした。その仕掛けは、本当に今一般的な仕掛けといわれるものでした。つまり、金属ラインに編みつけをしてつまみ糸20cm取り、鼻環まわりの先端にちちわで結束するというものです。この仕掛けは、16~7年前に栃木の小貫名人が考案したもので、瞬く間に鮎師の間に広まった仕掛けでした。今までつかい続けられるということは、本当に画期的かつ素晴らしい事だと思います。漁師が気づいたことは、その水中糸におもりを噛ませて使うということでした。実は、漁師も以前はそうして使っていました。その結果、おもりの下から切れてドンブリ多発してしまい、とても使えない状況でした。それなのに、あれから10年も経つのに同じ?仕掛けと使用方法が本に書かれている?ふしぎなことです。水中糸(つまみ糸)は0.3とか0.4とかの太さで、この太さにおもりを噛ませると持ちません。1~2匹は持っても、連続しては使えません。図解にはこのことを強調すべきなのでしょう。たぶんこの仕掛けは、おもりを使わないことを前提にしていて、どうしてもの時(おとりが弱った)におもりを噛ませるというものだと思われます。でも、どうしてもの時におもりを噛ませてもどうにもならないのは、みなさんご存知のはずです。この事から偏屈漁師が何を言いたいのか?というと、あるときはノーマル、ワンタッチで背針、おもりも噛ませられる、というように一つの仕掛けで何通りにも使える仕掛けは無いと思います。又、すべての釣り方に対応出来る釣竿もないと思います。つまりは、鮎釣りを考えるとき、「自分は瀬を主体に攻める、その為に鼻環廻りを1号で作り、常時おもりを使用して釣る。」または、「自分は、瀞を主体にチャラや淵の泳がせをする。仕掛けは、ナイロン0.15号を主体に繊細なものを使用する。」というように釣る場所、仕掛けを決めて望むべきだと思いますし、トーナメンターと一般の釣り(漁師もこの分類に入ります。)と区別して本に載せるべきだと思います。メディアからの情報で痛い目に遭っている(漁師はいつもですが・・・。)方もいらっしゃると思いますがいかが?
おもり使いまでなかなか行きません。つぎこそは・・・・。
おもり使いまでなかなか行きません。つぎこそは・・・・。
by sakuramaru-111
| 2008-02-28 15:49
| 鮎
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