2005年 11月 08日
よく釣れる漁師的鮎釣 |
前に鮎釣について簡単な説明をしてみました。今日では鮎釣は、様々な名人、上手な人を輩出して大変難しい釣のように思われていますし、メーカーはソリッド穂先や金属ライン等の宣伝にやっきになり、新製品を使いこなせないと釣れないと誤解している人がいっぱいいます。そんな風潮を見ていると、なにか間違っているんじゃないかと思ってしまいます。私は、漁師ですし毎日のように川に入りますし、コストパフォーマンスを考えないと経費倒れになってしまいます。私の友人に一匹の鮎を釣るまでにどのぐらい金を掛けたか自慢する人がいますが、そんなお金持ちはそうそういるわけはありません。私は、金属ラインやコンポジットラインはほとんど使いません。また、水中糸は一度張ると、最低5日は使い、のこり1.5メートルぐらいになってやっと張り替えます。また、針もきっとほかの人からみたらびっくりするほど交換しないと思います。それでいてソリッド穂先を使って0.03のメタルを使い、一匹一本の針を使っている、前述のお金持ちの友人に負けないくらい、いやそれ以上の釣果を上げています。そんな漁師的な鮎釣を紹介したいと思います。
1. メーカーの策略にのるな
現在の鮎釣は、メーカー主導で進んでいます。それがいつから始まったかというと、村田満がイナズマ釣法という本を出版し、ダイワのフィールドテスターになってよく釣れるカーボンロッドを開発しはじめてからです。時を同じくして、王座やマスターズ等の競技大会がはじまりました。そして、競技大会の優勝者が名人とよばれもてはやされるようになり、名人が使うメーカー品が釣れる商品と誤解されるようになりました。それまでは、永井茂の泳がせ釣りや大西満や鹿嶽しげる等のローカル名人や日本友釣り同好会のような団体主導で進歩してきました。その当時のバイブルは友釣り事典という日本友釣り同好会で発刊した本でした。その中身で印象的なものは、2本同方向というちらし針で、3本いかりは漁師がつかうものと偏見をもたれていました。また、サカサ針を奨励していました。本テグスの同方向針にサカサ針でほんとうによく釣れました。今では信じられない昔話です。村田満の後、メーカー主導に移行しながら様々な釣法が開発され、釣大会の優勝者が名人であると信じられてきました。そして、名人の使用した道具を使い釣法をもちいれば、人よりたくさん釣れるだろうし進歩した釣人だと誤解されました。だから、ときどき古臭い格好をした、ビー玉ほどもあるおもりで、どかんと瀬にしずめる地元釣人に負けると信じられないと思ったり、自分の腕以外のせいにしたりする人がたくさんいます。また、太糸の初心者に超極細糸の自分が負けるはずがないと本気で考えている人もいます。そういう考えは、すべてメーカーの宣伝や策略に自分が侵されている事を認識しなければなりません。
道具や釣法は、本来、釣れる鮎の大きさや川の流れの強弱、石の大小等、釣り場の環境や状況にあわせていくものであり、自分の使う道具や釣法を変えないと、どんぶり、高切れ、けられ等トラブル続出になってしまいますし、鮎はいるのに追わないになってしまいます。つまり、たとえば高価な0.03のメタルは20センチの鮎が一匹でも入る釣り場には使うのに無理があるし、5.5号の小針は18センチ以上の鮎には、開いて使えません。最新釣法より、幅の広いスタンダードを、メーカーの情報に侵されずに賢く選択しながらかんがえてみましょう。
1. メーカーの策略にのるな
現在の鮎釣は、メーカー主導で進んでいます。それがいつから始まったかというと、村田満がイナズマ釣法という本を出版し、ダイワのフィールドテスターになってよく釣れるカーボンロッドを開発しはじめてからです。時を同じくして、王座やマスターズ等の競技大会がはじまりました。そして、競技大会の優勝者が名人とよばれもてはやされるようになり、名人が使うメーカー品が釣れる商品と誤解されるようになりました。それまでは、永井茂の泳がせ釣りや大西満や鹿嶽しげる等のローカル名人や日本友釣り同好会のような団体主導で進歩してきました。その当時のバイブルは友釣り事典という日本友釣り同好会で発刊した本でした。その中身で印象的なものは、2本同方向というちらし針で、3本いかりは漁師がつかうものと偏見をもたれていました。また、サカサ針を奨励していました。本テグスの同方向針にサカサ針でほんとうによく釣れました。今では信じられない昔話です。村田満の後、メーカー主導に移行しながら様々な釣法が開発され、釣大会の優勝者が名人であると信じられてきました。そして、名人の使用した道具を使い釣法をもちいれば、人よりたくさん釣れるだろうし進歩した釣人だと誤解されました。だから、ときどき古臭い格好をした、ビー玉ほどもあるおもりで、どかんと瀬にしずめる地元釣人に負けると信じられないと思ったり、自分の腕以外のせいにしたりする人がたくさんいます。また、太糸の初心者に超極細糸の自分が負けるはずがないと本気で考えている人もいます。そういう考えは、すべてメーカーの宣伝や策略に自分が侵されている事を認識しなければなりません。
道具や釣法は、本来、釣れる鮎の大きさや川の流れの強弱、石の大小等、釣り場の環境や状況にあわせていくものであり、自分の使う道具や釣法を変えないと、どんぶり、高切れ、けられ等トラブル続出になってしまいますし、鮎はいるのに追わないになってしまいます。つまり、たとえば高価な0.03のメタルは20センチの鮎が一匹でも入る釣り場には使うのに無理があるし、5.5号の小針は18センチ以上の鮎には、開いて使えません。最新釣法より、幅の広いスタンダードを、メーカーの情報に侵されずに賢く選択しながらかんがえてみましょう。
by sakuramaru-111
| 2005-11-08 13:36
| 鮎
|
Comments(0)